3980円以上の購入で送料無料というサービスの送料負担を店舗側に強いるのは独禁法違反だという店舗側の訴えにより公正取引委員会が捜査に入っていました。
しかし楽天側が、公表通り3月18日にサービスを開始するということを受けて、2月28日、公取側が緊急停止命令を裁判所に申し立てました。
楽天の送料無料化、3月18日開始に“変更なし”–公取委「緊急停止命令」受けてもなお
それでも、楽天側は実行に移すと同日すぐに発表しています。
楽天側は
「政府の理不尽な方針に果敢と立ち向かっている姿を世論に見せている」
という勘違いをしているのではないかという気がしてなりません。
今の所、
「楽天側の理不尽に奴隷とかしていた店舗側がついに反旗を翻し、それをお上が助けようとしている」
という構図に見える気がします。
つまり、前者で楽天がイメージアップや世論の追い風を狙っているとしたら、これは大失敗のように見えます。
大きな敵を作り出して、それに立ち向かう姿を演じて世論の共感を得る手法は確かにとても有用です。
ですが、現状そうは見えていない。
楽天の無理筋をお上に咎められているけど、駄々こねてるというように見える。
とりあえず、棚からぼたもちでアマゾンとヤフーが喜んでいるのが目に浮かびます。
日系企業にがんばってほしいという思いがあるので、とても残念。
違う手法でなんとか巻き返しに頑張って欲しいです。
読んでいただき、ありがとうございます。